緞帳原画のモチーフとなった江戸時代の絵図
鶴見川とその支流、流域の橋、周囲の道などを描いた絵図。当時の名主が村を治めるために使用したのと同時に、かつてから頻繁に起こっていた洪水被害低減の対策を幕府に請願するための資料としても使われた。

「鶴見川流域絵図」が所蔵されている池谷家
代々南綱島村を治めてきた旧家。「鶴見川流域絵図」は、大量の古文書や絵図とともにこの家に保管されている。

現在上の写真にある築約160年の主屋は、2023年に隣地に作られた東急新横浜線「新綱島駅」周辺の再開発の中、大改造が進行している。2024年11月には、横浜市内で3番目の「特定景観形成歴史的建造物」に指定され、外観を極力そのまま残しながら耐震・耐火性能を併せ持つ建築物として生まれ変わるための大工事が行われており、2026年には商業施設として開業予定となっている。
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