プロジェクトの代表、大野玲子です。私は京都で生まれ育ち、そこで初めて芹沢銈介の作品と出会いました。その後、大倉山に引っ越してきて、港北公会堂の緞帳で「芹沢銈介」に再会。身近なところにある人間国宝の作品の価値を多くの人に伝えようと始めたのが「芹沢銈介緞帳プロジェクト」です。

プロジェクト代表:大野玲子

当初は、芹沢銈介の作品であるということにもっぱら着目していました。でも、活動を続けているうちに、描かれているのが鶴見川のこと、その図柄の元になった絵図のこと、それらも含めた原画制作の経緯を知るにつれ、港北区や鶴見川流域の歴史や人々の繋がりなど、さまざまなことを知りました。このプロジェクトを通じて、そうした事柄を多くの人に伝え、記録に残していきたいと思っています。

プロジェクトメンバーとサポートスタッフ(2021年に実施した港北公会堂でのイベントにて)

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この緞帳は、製作されてから既に半世紀近くが経過しています。顔料で染めた色糸を織り上げて作られた織物作品である緞帳は、やがて寿命を迎え、多くの場合、廃棄されることとなります。公会堂の緞帳が、これからどうなるかはまだわかりません。でも、この貴重な作品をなんらかの形で残すことができないか、探っていきたいと考えています。

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