上の写真は、港北公会堂の緞帳(ステージ幕)です。
いったい、何が描かれているように見えますか?
正解は「鶴見川」です。
原画を描いたのは、人間国宝・芹沢銈介。
1978年、公会堂と共に誕生した
この緞帳の歴史を多くの方に知って頂き
守っていこうという活動の紹介です。

プロジェクトの代表、大野玲子です。私は京都で生まれ育ち、そこで初めて芹沢銈介の作品と出会いました。その後、大倉山に引っ越してきて、港北公会堂の緞帳で「芹沢銈介」に再会。身近なところにある人間国宝の作品の価値を多くの人に伝えようと始めたのが「芹沢銈介緞帳プロジェクト」です。当初は、・・・<続きを読む>

約500人収容のホールに設置された緞帳(ステージ幕)は、幅が13.2m、高さが6.5m。抽象絵画のようなカラフルな絵柄は、人間国宝の芹沢銈介が原画を描いた。「陽に萌える丘」と名付けられたその原画には、流域の人々に大いなる水の恵みを与えてきた鶴見川と、その水からたっぷりの栄養を得た大地に力強く繁る草木や花々が・・・<続きを読む>

「型絵染」で人間国宝となった染色工芸家。色彩と模様に対する天与の才能があり、従来の染色の枠組みにとらわれない、新鮮で創意あふれる作品を数多く制作した。また染色にとどまらない幅広い仕事をし、明快かつ温和な作風を貫き多くの人々に愛好された。緞帳の原画は・・・<続きを読む>